2025年10月10日(金)と2025年10月20日(月)に、岩倉高等学校の高校2年生を対象に「探究(アントレプレナーシップ教育)」の当然として派遣授業が実施されました。
今回の派遣では福田怜奈氏、青木望氏、田中綾華氏、hynata(ヒナタ)氏を講師を派遣し、起業の大事さや楽しさ、プロダクト作成、そして人生観をテーマに講演が行われました。

福田氏は、自身の困難な過去を率直に語りつつ、PDCAサイクルの実施やチームで協力することの重要性を伝えたほか、信頼や人間関係の構築が未来の不安を軽減する鍵であると説き、生徒たちに「できないことはない」と力強いメッセージを送りました。また、講演の最後に、困ったときは『助けて』と発信することの大切さや、「ここにいる大人、先生は、迷惑をかけても良い相手だと思っていい」とメッセージを残しました。
講義後の生徒アンケートでは、「人生のどん底からポジティブな考え方で会社を立てようと思ったことがすごい」「とても人思いの会社だと思った」といった起業や会社に対して感銘を受けた感想や、「今回の話を聞いてもっとチャレンジしてみたいと思った」「『大変な人生でもここまで出来たんだから、あなたたちもできる」というメッセージが印象に残った」といった感想が寄せられ、授業が生徒たちの新しい学びややる気につながったことがうかがえました。

青木氏は、コーヒー業界の現状やコーヒーカスの課題など、コーヒーに関する知識や情報を伝える中で「情報を鵜呑みにせず疑うこと」や「昔の技術でも今活用できる場合があるため、事業アイデアを考える際は、過去も含めて長期的な時間軸で考えること」など探求の授業に沿った有用な考え方を共有しました。また、経験したことの点と点をつなげる意識を持つことの重要性や、知識×経験×行動によって無限の可能性が広がるといった励ましのメッセージを伝えました。
講義後の生徒アンケートでは、「これからの探求の授業で、課題・問題点・物事を客観的な視点から見ることを意識したい」といった前向きなコメントや、「コーヒーカスの有効活用に感銘を受けた」「今まで気にしてこなかったコーヒーカスという視点から学べて面白かった」など青木氏の事業に関して関心を寄せる感想が見られ、授業が生徒たちにとって新しい学びや気づきを与える時間となったことがうかがえました。

田中氏は、事業初期の苦労から、事業を拡大し、今に至るまでの軌跡を伝える中で、モノづくりビジネスに携わる際の考え方や、意識するべきことなどを分かりやすく伝えたほか、若い時に挑戦する大切さを伝えました。また、大学時代に経験した学生起業家のピッチコンテストの話を用いて、あきらめず、自分ができると思い続けて努力することの大切さを伝えました。講義の中で実施したワークでは、生徒一人一人が「自分が好きなこと・嫌いなこと」、「自分の人生でやってみたいことは何か」などをテーマに、考えを共有することを通じて、自分を知ることの大切さやどのような人生を歩みたいかを考えました。また授業の最後には「好きなことは、経験しないとわからない。色々な経験を若い時にして、選択肢を広げ、より楽しい人生を過ごしてほしい。」と生徒に励ましのメッセージを届けました。
講義後の生徒アンケートでは、「将来好きなことを仕事にしたいと思っていたので、今回の話を聞いて少し背中を押された」「自分の人生に活かせる話をしていただけた」といった前向きなコメントや、「今までは将来の夢や特技などをしっかりと持つことができていなかったが、好きなことから出来ることがあることが分かり安心した」といった感想が見られ、授業が生徒たちにとって有意義な時間となったことがうかがえました。

hynata氏は、建築の仕事を志し大学で学びを進めるも、ふと目に入った美容雑誌取材現場でのアルバイト募集チラシに惹かれ、興味心から応募。そのアルバイトを通して美容業界に関心を持ち、現在の道に繋がっていったとお話ししました。そして何かに取り組む際に「思う」と「考える」ことの違いについて、「思うはただ頭に浮かべること、考えるは思ったことに行動が伴うことだ」と伝えました。また、「夢ってあきらめの悪い順に叶う。ただし自分のやりたいことを叶えるためには周りの環境が大きく影響する。皆さんも人である以上、人との繋がり”コミュニケーション“が非常に大事である」と生徒にメッセージを届けました。
講義後の生徒アンケートでは、「様々なことが人生において、機転のタイミングになることに驚きました」「”思う”と”考える”は全く違うというお話が凄く納得できて印象に残った」「家などで仕事ができたり、何かと1人でやることが多かったりする今の社会で、人との繋がりやコミュニケーションをとって、新しいことに挑戦できるようにしたい」「夢は諦めの悪い順に叶うという言葉がかっこいいと思った」といった感想が見られ、授業が生徒の新たな学びにつながったことがうかがえました。
◆講師紹介
<福田怜奈氏>
・株式会社SHARE EAT・代表取締役社長
0歳で卵巣を切除してから闘病生活を送り、三つの病を持ち、食事制限をされる。 複数回に渡り手術を受けるが回復せず、健康を進歩し、職を進歩し、離婚を経験し、何事も消えた時、起業。
介護施設で出逢った糖尿病を患うおばあちゃんが、おやつの時間に一人でお茶をすすっている後ろ姿が、当時家族や友人と同じように食事をしない自分と重なり、糖質コントロール食品の開発に尽力。2017年新たに株式会社SHARE EATを設立。糖質コントロールやアレルギー対応など、多様化する食事情に特化した原料及び食品の開発・販売を行ったり、NPO法人や医療機関との連携、社会貢献の当然として毎年クリスマスケーキプロジェクト活動などを実施。子ども食堂とのプロジェクトや、NBCジュニア、東京都初期起業家教育イベントへの参加し、子どもたちの居場所づくりに興味を持っていただきます。
〇生徒たちへのメッセージ
起業当時、「病人が作ったものなんか売れるか」と言われ、軌道に乗った頃「病気を売りにするな」と言われました。
理不尽に感じたこともありましたが、今、そんなことはどうでもいいと思っています。私には自慢できることがあまりありません。
別に立派な人間でもありません。助けてもらってばかりです。
これからの世を担う皆様にお伝えしたいのは、いざというときに「助けて」と声をあげて欲しいと言うことです。自分ができないことや辛い時は、得意な人に助けて貰えばいいんです。そして自分が求められた時には存分に力を発揮してください。
あなたにだけ出来ないことなんて一つもありませんが、あなたにしか出来ないことは、絶対にあるはずです。どうか心ない言葉に、傷つかないでください。
どうかご自分を大切になさってください。こんな問題だらけのわたしが会社を経営出来るんですから、皆様はなんだって出来るはずです。
<青木 望氏>
・Ergana Design 代表
・資源循環型コーヒー焙煎所 ATARAO 代表
・2007年4月:株式会社アークにモデラーとして入社
・2011年3月: 桑沢デザイン研究所デザイン専攻科プロダクトデザインコースを卒業。
(桑沢デザイン研究所時代のアルバイト経験: カフェで大量に廃棄されるコーヒーかすを見て、「もったいない」と感じたことが活動の原点。)
・2017年6月まで: 株式会社アトラスでデザイナー・エンジニアとして勤務。
・2017年6月: Ergana Designを開業。
・2017年9月: コーヒーかすをアップサイクルするブランド「COFFEE FREAK PRODUCTS」を立ち上げ、コーヒーかすを混ぜた石鹸やキャンドルなどを製作開始。
・2019年9月: 水族館水中ドローンプロジェクト「AQUARIUM SUBMARINE PROJECT」を発表。
・2019年11月: 国連開発計画(UNDP)主催のSDGs企業家コンテスト「ソーシャルイノベーションチャレンジ日本大会」で最優秀賞を受賞。この受賞がATARAO設立を本格化させる大きな転機となった。
・2024年9月:資源循環型コーヒー焙煎所ATARAOを設立し、事業を開始。
〇生徒たちへのメッセージ
私が学生の皆さんに伝えたいのは、日々の生活の中にある素朴な感覚が、未来を大きく変える大きなきっかけになる、ということです。
私自身の活動も、デザインの学校に通いながらカフェでアルバイトをしていた頃、大量に捨てられていくコーヒーかすを見て、「これはもったいない」と感じたことから始まりました。そこから、これまでの「コーヒーかす=ごみ」という常識を覆し、それを燃料としてコーヒー豆を焙煎するという、世界初となる資源循環型のシステムを構築するに至りました。
皆さんの世代は、これからの社会を創っていく、非常に大切な存在です。私が高校生や大学生の皆さんにお話しさせて頂いた際、皆さんの目が「ランと輝く」のを見て、いつも大きな希望と可能性を感じています。
「デザイン」とは、人々がまだ気づいていないニーズを掘り起こし、それを新しい事業として形にしていく営みです。皆さんの周りにも、まだ誰も解決できていない「もったいない」や、見過ごされている社会課題がたくさんあるはずです。既存の考え方や枠にとらわれずに、そうした潜在的なニーズや課題を見つけ出し、自分たちの手で新しい価値を生み出す挑戦をしてみてください。
私たちは、10年後、20年後には資源循環が「当たり前」になる社会の実現を目指しています。この未来は、私たちだけが作るものではなく、皆さんの自由な発想と行動力によって、「共に創っていく」ものです。一見すると小さな「もったいない」という気づきが、やがて社会全体を変える大きな力となることを、私は心から信じています。皆さんの挑戦を応援しています。
<田中 綾華氏>
・ROSE LABO株式会社 代表取締役社長
・農林水産省 農業女子プロジェクトメンバー
1993年生まれ、東京都出身。好きなことを仕事にしようと一念発起し、大学を中退後バラ農家にて修業。22歳で独立し「”食べられるバラ”を通して世界中の女性を美しく、健康に、幸せに」を理念にROSE LABO株式会社を2015年設立。”食べられるバラ”の栽培、バラを配合した加工食品や化粧品などの商品開発、販売を行なう「6次産業」を営む。農家として、女性起業家として講義、セミナーなども行っている。2019年「マイナビ農業アワード」で最優秀賞受賞。2020年 「渋沢栄一ビジネス大賞」で奨励賞受賞。2023年「Forbes NEXT100」いま注目すべき世界を救う希望100人に選出。
〇生徒たちへのメッセージ
未来を拓く学生の皆さんへ
ROSE LABOの田中綾華です。
学生の皆さんの中には、将来の夢や目標がまだ見つからない人もいるかもしれませんね。実は、私も学生時代は、自分が何をしたいのか、どんな未来に進みたいのか、まったく分かりませんでした。それで幸せの言語化やどうなりたいかを考え、22歳で「バラで人々を幸せにする」という夢を追いかけ、ROSE LABOを立ち上げました。
【挑戦と好奇心で未来を拓く】
大切なのは、失敗を恐れずに様々なことに挑戦し、好奇心を持って学び続けることです。興味を持ったことは何でも試して、体験してみてください。それが、将来の皆さんの力になります。
【自分の「好き」を見つける】
そして、心から夢中になれる「好き」を見つけること。それが、皆さんの人生を豊かにし、どんな困難も乗り越える原動力になります。まだ見つかっていなくても大丈夫。色々な経験をする中で、きっと見つかります。
皆さんの未来は無限大です。これからも、皆さんの可能性を信じて、応援しています!
<hynata氏>
・株式会社パラディアム Total Adviser hynata(ひなた)
・インターフェロン・ハーブ研究所 研究会員
・face creator(ヘアメイク)
統合医療の進化と向上を目指します
株式会社パラディアムTotal Adviser hynata(ひなた)です
■インターフェロン・ハーブ研究所■
研究会員
face creator
B – BRAIN/ B – BREATH evangelist
Hawali KZOOラジオ/アロハアンバサダー、JMEC be公式サポーター、
ビューティーコスメプロデュースを数多く手掛け現在は自身の2ndブランド
【LASTPLANET NUMBER】を2024年にスタート
メイクレッスン、ダンスレッスン、ビューティーコミュニケーション教室、
各専門学校講師、ケアメイク活動
〇生徒たちへのメッセージ
心が実現する行動が、健康、美容、夢の実現、その他様々な未来へつながっていて、いつどこで花咲いて広がっているかわからないワクワクを、今も感じているのは様々な「出会い」と「別れ」、その中で生まれた「繋がり」があったから