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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 三田国際科学学園サポーター派遣報告

東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 三田国際科学学園サポーター派遣の様子

2025年11月15日(土)、三田国際科学学園にて高校1年生の生徒を対象に、リベラルアーツ授業の一環としてプロジェクト対話会が実施されました。

本イベントでは、松岡 謙太朗 氏、黒澤 直幸 氏、吉田 大一 氏を講師に迎え、生徒がグループで取り組む探究プロジェクトについて対話・フィードバックを行うことを目的とした交流型授業が展開されました。

TIB Studentsサポーター 松岡 謙太朗氏と生徒たち

グループごとに探究プロジェクトについて生徒と対話いただき、活動内容や目標、アクションプランの実現可能性などに関するアドバイス・フィードバックをお願いしました。生徒たちには事前に「目標設定」「実現可能性」「面白さ」「実働の状況」「情報収集」の5つの観点を意識するよう伝えられており、サポーターとの対話でもこれらの視点が重視されました。

TIB Students サポーターの黒澤 直幸 氏と生徒たち

講義後の先生へのアンケートでは、「生徒の中にはプロジェクト推進のためのヒントだけにとどまらず、それを前に進めるためのポジティブなマインドも合わせて醸成されたように思います。グループでの対話だったので、全体にレクチャーをするような時間があっても良かったかもとも思っています。」などの感想が寄せられました。

TIB Students サポーターの吉田 大一 氏と生徒たち

松岡 謙太朗 氏

  • 株式会社Undercurrent  代表取締役

デザインと編集・執筆を得意とする制作会社、株式会社Undercurrentを経営。15歳から働き始め、写真を撮りながら国内外を旅する生活を経験。20代後半にWEBマーケティング会社を創業し、専務取締役として経営に携わる。日本企業の情報発信手法や美意識に疑問を抱き、文化をより深く、より魅力的に伝える活動を志し、現在の会社を設立。自治体や企業と連携し、デザインや編集の力で社会課題の解決に取り組む。

〇学生たちへのメッセージ

【生徒のみなさんへお伝えしたいこと】

みなさん一人ひとりが、とても良いアイデアを持っていると強く感じました。 そのうえで、 ・なぜその取り組みを行うのか ・限られた時間の中でどこまで実現すべきか ・手段が目的化していないか などを意識できると、プロジェクト全体の質がさらに高まると感じました。 頭の中にある魅力的なアイデアを実現可能な計画へ落とし込んでいく視点を持つと、より大きな成果につながると思います。

【今回気をつけたこと・工夫したこと】

「ターゲットを明確にした方がいい」など、誰にでも当てはまる一般論ではなく、生徒のみなさんそれぞれのプロジェクトに合わせた具体的なフィードバックをお伝えするよう心がけました。 また、考えるべきステップや視点が細かくなりすぎて混乱しないよう、プロジェクトの段階に応じた適切な粒度でアドバイスをお届けできるよう意識しました。

松岡 謙太朗 | TIB Students

 

黒澤 直幸

  • フリー株式会社 スモールビジネス事業本部 『起業時代』副編集長

一橋大学経済学部卒業。株式会社ベネッセコーポレーション、フリー株式会社にてマーケティング・企画業務に従事。幼児向けの靴や育児・生活雑貨など、ママと子どもの毎日を応援する商品開発や、子ども向け写真スタジオの運営経験を持つ。フリー株式会社に転職後は、起業情報メディア『起業時代』の副編集長として、雑誌の企画・取材・編集のほか、アプリ開発やイベント運営も推進。創業支援施設や大学での起業セミナー登壇も多数。大企業・起業・キャリア支援・モノづくり・ソーシャルメディアなど幅広い分野で活躍。

〇学生たちへのメッセージ

貴重な機会をありがとうございました。生徒の皆さんがそれぞれ考えていることを積極的に話してくださり、私個人としても学びの多い時間となりました。プロジェクト活動を行うにあたり、「どのようなゴールを想定しながら、目標設定をするのか」ということが非常に大事なポイントでもあり、難しい部分でもあると思いますが、楽しみながら生徒の皆さんが深掘りをしていっていただけたらと思います。本日の対話がその一助となれば幸いです。

黒澤 直幸 | TIB Students

 

吉田 大一 氏

  • 株式会社Blast School 代表取締役CEO

株式会社セールスフォース・ジャパンや株式会社ビズリーチ(現ビジョナル)で営業・事業開発を経験。その後、UI/UXデザイン会社や宿泊vertical SaaS会社で取締役を歴任し、株式会社リンクアンドモチベーションではHRプロダクトマネジメントを牽引。現在は、起業を志望する学生を主な対象とした「incubationプログラム」を提供する株式会社Blast Schoolにて代表取締役CEOを務める。ビジネス開発や組織・人材教育のプロフェッショナルとして、次世代のリーダー育成に注力している。

〇学生たちへのメッセージ

みなさんの発言や議論の中に、「自分の違和感をそのままにしない姿勢」が随所に見えて、とても心強く感じました。アントレプレナーシップは特別な才能ではなく、自分の感覚を起点に「問いを立て、構造を捉え、小さく動く」技術です。みなさんが見せてくれたのは、まさにその原型でした。正解を探すのではなく、自分の頭で考え、試し、修正していく。このプロセスは、進路選択にも、将来どんな道に進むにしても必ず力になります。

皆さんのプロジェクトは続きます。ぜひ、今日の気づきを「明日以降の小さな行動」に変えてみてください。そこから未来は確実に動き始めます。

吉田 大一 | TIB Students