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12/13(金)『アントレプレナーシップ育成プログラム(TIB Students)ギャザリングDAY』開催報告

2024年12月13日(金)17:00-19:20に、Tokyo Innovation Base(TIB)にて『アントレプレナーシップ育成プログラム(TIB Students)ギャザリングDAY ~学校現場とスタートアップ・エコシステムをつなぐ、皆で作るアントレプレナーシップ教育~』を開催しました。

本イベントには学校関係者や教育プログラム提供者など、アントレプレナーシップ教育に関心のある方々約60名が集まり、学校現場と事業者が一体となったプラットフォームを形成する新たな取り組みについて熱い議論とアイデア交換が行われました。

 

第1部:パネルディスカッション「サポーター×学校教員によるトークセッション」

イベント冒頭では、サポーター・学校教員それぞれの目線から①本事業を活用してみた感想②学校現場の現状と課題③今後の展望・期待について議論を深めました。

登壇者:

 

 

  • 高際伊都子 氏(渋谷教育学園渋谷中学高等学校 校長)
    高際氏は「正解のない問い」が生徒の発想や議論を活性化させることを強調し、中高生の発達段階に応じた教育アプローチの必要性を議論されました。また、学校内外での柔軟な評価基準の見直しを含め、継続したアントレプレナーシップ教育に対する取組が重要であるとのお話がありました。

 

  • 池田巧 氏(東京電機大学中学校・高等学校 社会科専任教諭)
    池田氏からは、アントレプレナーシップ教育に取り組む熱意ある各学校の教員を支援する包括的な体制整備が必要であるとのお話がありました。また、実際の教育現場での試行錯誤や、生徒の変化を示す具体的な事例の共有を通じ、他校への導入促進を目指す実践的な仕組みを提案されました。

参加者の皆様は熱心に耳を傾け、それぞれの視点から現状の課題を共有することで、実践的な知見を深めました。

 

第2部:ライトニングピッチ

次に、アントレプレナーシップ教育プログラムを提供する事業者によるライトニングピッチが行われ、プログラムや活動内容について多彩なアイデアが共有されました。

登壇者は、一般社団法人ウィルドアや株式会社CroMenなどを含む約20の団体で、以下のようなテーマが取り上げられました。

  • 情熱を言語化するプログラムの提供
  • デザイン思考を用いた教育カリキュラムの開発
  • プロダクト開発人材育成の取組

短時間ながらも濃密な内容で、各団体の多様な視点と実践例が共有され、会場には強い関心と熱気が広がりました。

 

クロージング

閉会挨拶では文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 産業連携推進室 室長補佐 大榊氏が閉会の挨拶を行いました。大榊氏は、アントレプレナーシップ=起業ではなく、企業や行政で働く多くの人にとっても大切な精神であるとし、アントレプレナーシップ教育の推進は10年20年後の日本社会の潮流を変えるきっかけとなるとお話頂きました。

そのために、アントレプレナーシップ教育を支える人々がつながりを深め、より多くの子ども達にアントレプレナーシップ教育を提供できる環境づくりを推進していきたい、と本イベントを締めくくられました。

 

ネットワーキングタイム

イベント後にはネットワーキングの時間が設けられ、参加者同士が活発に交流を行いました。プログラム提供者のブースも設置され、具体的な課題に対するアドバイスや新たな連携のきっかけとなる場となりました。

 

今後の展望

本イベントを通じて、学校現場と事業者をつなぐアントレプレナーシップ育成プラットフォームの重要性が再確認されました。TIB Studentsでは、今後も教育現場と社会をつなぐ活動を継続し、アントレプレナーシップ教育の機運醸成に取り組んでまいります。

次回のイベントについても、是非ご期待ください!

 

イベントを開催しております。

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