2024年12月20日(金)、錦城高等学校に合同会社UpSpire渡邊様を派遣し、高校1~3年生の生徒12名向けに、ワーク・やり取りを交えた双方向形式の講演を実施しました。
錦城高等学校では、「総合的な探究の時間」の一環として、生徒の主体的な探究活動を支援しています。 生徒が今まで気づかなかった興味・関心を自ら引き出し、自分の在り方や生き方を考えられるよう1年次から細やかな指導を行っています。 そこで、今回は高校1~3年生を対象に、広報やPRについてキャリアを築かれている方のお話を聴き、「広報やPRの仕事・コミュニケーションの大切さについて理解を深めるとともに、起業家として必要なマインドセットを学ぶこと」を目的として本事業を導入しました。
渡邊様からは、「広報」の考え方について、身近な例を交えつつご説明頂き、起業のきっかけについてもお話し頂きました。生徒たちは熱心にメモを取ったり、うなずいたりしながら受講していました。質問コーナーでは積極的に手が挙がり、渡邊様と活発なやり取りがなされていました。
講演終了後には錦城高校新聞委員会の皆様による取材が行われ、渡邊様からは起業家としての心得や学生時代にすべきことについてより深くお話し頂きました。取材も含め、生徒たちが広報やPRの仕事・起業についてイメージを膨らませる良い機会になったことが伺えました。
アンケート結果では、「言語化の大切さや失敗すること、挑戦することの重要さなどが印象に残りました」「高校生の視点からでは見えない様々な学びを得ることができた貴重な機会でした。また、継続することや諦めないことなど行動していく上で土台となる部分の大切さも学びました」などのお声を頂きました。今回のプログラムを通じて、生徒たちはサポーターの方のキャリアを知り、「自分も将来に向けて何か行動を起こしたい」と気持ちが前向きに変化したことが分かりました。
また、御担当教員からは「起業した経験のある方のお話が、起業それ自体についてだけでなく、生徒の価値観や人生観を揺り動かすことにもつながりうるということが、私にとっての気づきでした」との御回答を頂きました。
広報やPRという普段の授業とは異なる視点から自身について深く考え、将来の展望について生徒たちの視野を広げるきっかけの一つとなる派遣でした。