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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 聖学院中学校・高等学校サポーター派遣報告③

内山明夫氏(Incubation Base株式会社 代表取締役/合同会社Seibundo 代表社員/シェアクラ株式会社 取締役)

2025年1月18日(土)、聖学院中学校・高等学校にシェアクラ株式会社内山様を派遣し、Global Innovation Class(GIC)の貧困vs.起業ゼミの受講生(高校1年生~高校3年生)7名向けに、講義や各生徒のビジネス案への講評などを実施しました。

聖学院中学校・高等学校では、貧困vs.起業ゼミにおいて、生徒主体型で「貧困という社会課題を解決するための起業」をテーマにビジネス案及びプロダクトの作成を行っており、3回目の派遣となる今回は「アイデアを具体化する方法」や「商品・市場への解像度を高める方法」を学ぶことを目的として本事業を導入しました

過去2回の派遣レポートはこちら

1回目:https://entrepreneurship.metro.tokyo.lg.jp/report/seminar_report_20241109/

2回目:https://entrepreneurship.metro.tokyo.lg.jp/report/seminar_report_20241116/

授業の前半には、内山様の実際の起業経験を例に挙げながら、新規事業立案のプロセスや、マーケットイン思考に基づいた仮説検証、アイデアの具体化、MVP開発の進め方についてご説明頂きました。

授業の後半には、「収益化戦略」の方法について触れ、コスト管理の徹底や収益モデルの確立が重要であるとビジネスアイデアの具現化に向けたヒントをご共有頂きました。

また、生徒が考案する新商品の特徴や競合する商品との差別化ポイントについて議論を交わす時間もあり、生徒たちにとって起業家から具体的なフィードバックを頂く貴重な機会となりました。

アンケート結果では、「起業のプロセスを詳しく学ぶことができて、とても勉強になった」「自身の事業案を深堀りできる良いきっかけになった」「自身のレバレッジを最大限活用する居場所や手段選びを自分もできるようになりたいと思った」などのお声を頂きました。

また、御担当教員からは「 生徒の起業プランについて、教員ではアドバイスできない範囲まで教えて頂き、生徒の深い学びに繋がった」との御回答を頂きました。

市場のニーズを的確に捉えながらビジネスアイデアをより具現化する方法について学び、生徒自身の起業案に磨きをかけるきっかけとなる派遣でした。