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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 郁文館グローバル高等学校サポーター派遣報告

山本将裕氏株式会社RePlayce 代表取締役CEO

2025年月2日18日(火)、郁文館グローバル高等学校に株式会社RePlayce山本様を派遣し、起業ゼミに所属する6名の生徒に対話形式の講義を実施しました。

郁文館グローバル高等学校では、生徒の興味に応じて8つのゼミを開講しており、今回は起業ゼミの生徒に対し、起業家の講演を通じて決断力や挑戦心の大切さを学び、自らの価値観を再構築する機会を提供することを目的に本事業を導入しました。

授業の前半には、山本様の起業に至るまでのライフストーリーをご紹介頂きました。NTT東日本から社会人としてのキャリアをスタートさせ、当初は起業という選択肢を持たなかった山本様。しかし、オープンイノベーションやスタートアップの支援に興味を持ち、複数回の転職を経験した後、現在の株式会社RePlayceの前身となる事業をスタートされました。大企業に所属しつつ起業する「社内起業家」の魅力についても詳しくお話し頂き、生徒と共に起業の魅力や大変さについて話し合いました。

授業の後半には、生徒たちと対話しながら「仕事」や「将来の選択肢」について考えを深める時間がありました。山本様は少子高齢化によって様々な社会問題に直面すると言われている2040年問題について触れ、「言われたことばかりをやっていても衰退する一方。身の回りの物事に疑問を持ち、自ら問いを立てて、その解決に向かってアクションを起こすことができる人材が求められている」と述べ、「好奇心を大切にして、外に飛び出してほしい」と講演を締めくくられました。

アンケート結果では、「自分の好きなことや興味のあることを見つけられるように、もっと積極的に行動していきたい」「知らないと選ぶことも考えることもできないため、未知の世界に触れることが大事であるというお話がとても心に残った」「夢ではなく、それに対する好奇心が大切だというお話を聞いて、色々なことを模索しながら夢を見つけたい」などのお声を頂きました。

また、御担当教員からは「生徒たちと対話形式で授業を進めてくださり、生徒の考えや悩みを引き出しながら講義を行って頂き、とてもありがたいと感じています」との御回答を頂きました。

生徒たちがコンフォートゾーンに留まらず、未知の世界へ踏み出せるように背中を押してくれるような時間であり、常に好奇心を持って未知の物事に挑戦し続ける姿勢こそが、変化の激しいこれからの社会を生きる上で大切な事であると強く感じる派遣となりました。