澤円氏(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 専任教員(教授)/株式会社圓窓 代表取締役)
2025年2月26日(水)、かえつ有明中・高等学校に株式会社圓窓澤円様を派遣し、高校1年生約140名向けに講義を実施しました。
かえつ有明高等学校は、対話に焦点を当てた探究の授業に力を入れて取り組んでおり、御担当教員より「生徒たちが失敗を恐れずにコンフォートゾーンを超えて挑戦する機運を高め、自分の人生をより前向きに考えるきっかけとしたい」というご要望を頂き、本事業を導入しました。
授業の前半には、澤様自身の過去の経歴について触れ、アインシュタインの言葉である”Nothing happens until something moves.(何かが動かなければ何も起こらない。)”を引用しながら、「挫折や失敗に直面しても立ち止まらずに行動し続けることで、絶好の機会や思わぬ出会いが巡ってくる」というお話を頂きました。
また、これからの社会の変遷について取り上げ、個人単位で独立していく時代において、自分自身が常に変化していくことが大切であると強調してお伝え頂きました。そして、その過程で失敗や挫折に直面した際は「問題や自分の状態を1度じっくり観察してみる」「解像度が粗ければ、細かい項目に切り分けたり、他人からの目線で考えたりする」ことで、状況を俯瞰的に見ることが大切であるとお話し頂きました。
授業の後半では、質疑応答の時間を設けました。生徒たちからは途切れることなく澤様への質問が挙がり、自分に合ったキャリア・興味分野の見つけ方や澤様の学生時代のお話に至るまで、笑いと学びに溢れる実りの多い時間となりました。
アンケート結果では、「周りからの評価を気にして挑戦することを諦めてしまう状況がすごく自分に当てはまっていて、今日のお話を聞いてとりあえずなんでもやってみようという気持ちになった」「どんなことがチャンスになるか分からないから、色んなことに挑戦しようと言うお話が響いた」などのお声を頂きました。
また、御担当教員からは「生徒たちが未知な世界である社会に出てからの内容や、生徒たちが抱えているモヤモヤなどに柔軟にアプローチ頂いたことがとても印象に残りました。ご講演が終了した後に、質問をしたいと集まった生徒の数が今回のご講演の素晴らしさを表していたようにも感じております」との御回答を頂きました。
自身の興味や関心を将来につなげ、新たな時代への考え方を身に着けることができ、自分の意思や自己の在り方をより深く考えるきっかけとなる派遣でした。
——————————————————————————————————-
生徒たちは休み時間や授業後に澤様を囲み、交流する時間を目一杯楽しんでいました。