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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 東京実業高等学校サポーター派遣報告

2025年6月17日(火)、東京実業高等学校で高校2年生を対象に「ビジネスクラス」の一環として派遣授業が実施されました。本派遣では清水香央里氏を講師に迎え、生徒たちに起業への想いやノウハウを伝えるとともに、自身がやりたいことに対する自己理解を深めることを目的とした講義が行われました。

派遣授業の様子

講義は2コマ構成で行われました。1コマ目では、清水様自身の起業の実体験・起業に至る想いや具体的なプロセスが語られました。清水様は「起業する際には継続のためにビジョンや理念を持つことが大切であり、また、やらないことを決めることも重要」とのメッセージを伝え、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。

2コマ目では、生徒たちが自己理解を深めるためのワークを行いました。清水様は「好き」や「楽しい」を情熱のタネと捉え、これを起点に自身の目標を明確化するプロセスを伝えました。また、誰かと一緒に何かをやり切る経験がマネジメント力の基盤となることを強調し、生徒たちの主体的な取り組みを促しました。

今回の講義は、生徒たちにとって起業家の実体験を直に感じる貴重な機会となり、自分自身そして目の前の相手の可能性をより深く考えるきっかけとなりました。清水様の熱意ある講演は、生徒たちの未来の選択肢を広げるとともに、実業高校ならではの実践的な学びを深化させるものとなりました。

〈清水香央里氏〉

  • 株式会社CroMen 代表取締役

日本女子大学附属高等学校、日本女子大学を卒業。

2005年に株式会社オプト入社して営業に従事。その後、マーケティングコンサルティング会社にて大手飲料・消費財・製薬メーカー等の 商品企画・販促戦略のプロジェクトリーダーに従事。

2012年よりアントプレナーシップ醸成プログラム「Cross Mentorship」を立ち上げ、2013年に株式会社NN-Lab(現CroMen)を設立。「Cross Mentorship」は現在全国エリアで展開し、1,000名以上が参加。多数の若手起業家も輩出している。その知見を活かし、大学法人、行政へアントレプレナーシップ醸成プログラムの企画運営を提供している。

〇生徒たちへのメッセージ

「あなたの情熱は言葉にできますか?」何者かになりたいけれど自分には何もできないんじゃないか・・・そういうモヤモヤを抱えながら私は高校時代を過ごしていました。

好きなことややりたいことはよくわからないけれど、何かに情熱を傾けて生きてみたい。

そのような思いを持つ人にとっては私がどうやって自分の情熱を言語化してきたか、キャリアを選択してきたかというお話ができればと思います。

また、一方的に話すだけでなく、ぜひ皆さんと双方向でコミュニケーションをとりながらお話できたら嬉しいです!

清水 香央里 | TIB Students