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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 都立富士高等学校サポーター派遣報告

2025年7月17日(木)、都立富士高等学校にて高校2年生を対象にした「海外探究フィールドワーク指定校における国連大学の利用プログラム」の一環として派遣授業が実施されました。

本派遣では、ハジアリッチ秀子氏を講師として迎え、海外修学旅行の事前学習として、日本と世界のつながりや「海外で活躍することは特別なことではなく、自分たちにもできる」という視点について学びを深めました。

講義では、旧ソ連圏から見る開発やビジネスと人権、インドの現状など、幅広い国際的な話題が取り上げられました。また、世界のSDGsをテーマとしたワークも行われ、生徒たちはグローバルな課題に対して自分たちができることを考える機会となりました。

ハジアリッチ氏からは、国際社会の現場で得た知見をもとに「支援は上から目線ではなく、恵まれた環境だからこそ考える必要がある」とのお話をいただきました。

講義後の生徒アンケートでは、「海外活動を視野に進学先で学びたい内容が具体化した」という声や、「普段耳にしない国について知る良い機会だった」という声など、海外活動に対するイメージをより具体化できたことが感想から伺えました。

また、「将来は地域おこしに関わりたいと考えていたが、これまで大きなことを語ってよいのだろうかと迷いがあった。しかし、今回のお話を聞いて、恵まれているからこそ支援を考える必要があり、それは決して上から目線ということではないと感じた。」という声もあり、進路に対する迷いが晴れた生徒がいることも伺えました。

今回の講義は、生徒たちが国際社会とのつながりや自分の進路を考えるきっかけとなる、有意義な時間となりました。

 

<ハジアリッチ秀子氏>

  • 国連開発計画(UNDP)駐日代表

2023年6月よりUNDP駐日代表を務める。
2019年からUNDPクゥエート事務所常駐代表、2023年4月以降同国にて国連常駐調整官を兼務。
2017年にはUNDPスーダン国事務所にて常駐副代表、2014年からニューヨークの本部、管理局で管理局長室のマネジメント・アドバイザーのほか、2011年からはUNDPブータン国事務所常駐副代表として務めた。
2007年にはニューヨークの本部、開発政策局(現・政策プログラム支援局)にてMDG(ミレニアム開発ゴール)政策ネットワークマネジャーとして各国連機関との連携を強めた。
またUNDPボスニア・ヘルツェゴビナ国事務所で、プログラムオフィサー/ジュニアプロフェッショナルオフィサー、のちにプロジェクトマネジャーも兼務し、2006年からUNDPイラク国事務所で地雷・不発弾処理の仕事に従事。
それ以前はアメリカの研究所やNGOで経験を積み、国連ボランティアとして国連選挙監視団としてフィジーに派遣された。

同志社大学で学士号、フィリピン大学で国際研究(開発)修士号、そしてハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号を取得。

〇生徒たちへのメッセージ

地球温暖化や環境破壊も続き、紛争もふえており、2030年までのSDGの達成は現状だと困難です。
社会起業家としてイノベーションとアイデアを駆使して社会課題解決に頑張りましょう!

ハジアリッチ 秀子 | TIB Students