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東京都アントレプレナーシップ育成プログラム 芝浦工業大学附属中学高等学校・東京電機大学中学校高等学校サポーター合同派遣報告

2025年8月27日(水)、芝浦工業大学附属中学高等学校・東京電機大学中学校高等学校で合同開催した、中学1年生から高校2年生が対象の夏季開催企画の一環として派遣授業が実施されました。

本企画では、川村裕一氏を講師に迎え、「モノづくり」をテーマに起業経験や想いを学ぶ機会となりました。

講義では、川村氏がロボット枕の開発に至った経緯や、創業時のエピソード、資金調達の規模変動など、実際の現場で得た気づきについて具体的にお話しいただきました。

川村氏は「自分が作ったものを潜在顧客にヒアリングすることで、予想外の意見や新たな価値が発見できる」、「仮説を基に行動することで、想定外の結果にも柔軟に対応できる」と強調。さらに「たまたま行動したことで新しい機会が生まれる」、「エンジニアとして作るだけでなく、実際にお金を出してくれる人の意見を重視してほしい」と生徒たちにメッセージを送りました。

講義後も生徒たちからは質問が次々と寄せられ、モノづくりや起業への関心が高まる有意義な時間となりました。今回の企画は、生徒たちが自らの興味関心を深め、実践的な学びを得るきっかけとなりました。

 

<川村裕一氏>

  • アックスロボティクス株式会社代表取締役社長

千葉工業大学、同大学院卒業。
専攻、研究ともにロボット。新卒でパナソニックに入社し溶接ロボットの開発に携わる。

2014年に国内初のスマートロックスタートアップこ立ち上げに参画、試作から量産までエレキエンジニアとして担当、その後フリーランスになり複数社のスタートアップの初期プロダクトや新規プロダクトの開発を行う。現在は7期目となるスタートアップ(寝具ロボット開発)の代表。

〇生徒たちへのメッセージ

大企業やスタートアップのクセについて早めに実情の共有をすることで今後の意思決定の糧にして欲しい。

川村 裕一 | TIB Students