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Ergana Design 代表

資源循環型コーヒー焙煎所 ATARAO 代表

青木 望

自身を端的に表す一言 「もったいない」の直感から、循環型社会の「あたりまえ」をデザインする。
キャリア・経験 製造業 食品・飲料 小売・消費財 スタートアップ
講演可能テーマ 起業 モノづくり 食・農
ソーシャルメディア Instagram

自己紹介

・2007年4月:株式会社アークにモデラーとして入社
・2011年3月: 桑沢デザイン研究所デザイン専攻科プロダクトデザインコースを卒業。
(桑沢デザイン研究所時代のアルバイト経験: カフェで大量に廃棄されるコーヒーかすを見て、「もったいない」と感じたことが活動の原点。)
・2017年6月まで: 株式会社アトラスでデザイナー・エンジニアとして勤務。
・2017年6月: Ergana Designを開業。
・2017年9月: コーヒーかすをアップサイクルするブランド「COFFEE FREAK PRODUCTS」を立ち上げ、コーヒーかすを混ぜた石鹸やキャンドルなどを製作開始。
・2019年9月: 水族館水中ドローンプロジェクト「AQUARIUM SUBMARINE PROJECT」を発表。
・2019年11月: 国連開発計画(UNDP)主催のSDGs企業家コンテスト「ソーシャルイノベーションチャレンジ日本大会」で最優秀賞を受賞。この受賞がATARAO設立を本格化させる大きな転機となりました。
・2024年9月:資源循環型コーヒー焙煎所ATARAOを設立し、事業を開始しました 。

学生たちへのメッセージ

私が学生の皆さんに伝えたいのは、日々の生活の中にある素朴な感覚が、未来を大きく変える大きなきっかけになる、ということです。
私自身の活動も、デザインの学校に通いながらカフェでアルバイトをしていた頃、大量に捨てられていくコーヒーかすを見て、「これはもったいない」と感じたことから始まりました。そこから、これまでの「コーヒーかす=ごみ」という常識を覆し、それを燃料としてコーヒー豆を焙煎するという、世界初となる資源循環型のシステムを構築するに至りました。
皆さんの世代は、これからの社会を創っていく、非常に大切な存在です。私が高校生や大学生の皆さんにお話しさせて頂いた際、皆さんの目が「ランと輝く」のを見て、いつも大きな希望と可能性を感じています。
「デザイン」とは、人々がまだ気づいていないニーズを掘り起こし、それを新しい事業として形にしていく営みです。皆さんの周りにも、まだ誰も解決できていない「もったいない」や、見過ごされている社会課題がたくさんあるはずです。既存の考え方や枠にとらわれずに、そうした潜在的なニーズや課題を見つけ出し、自分たちの手で新しい価値を生み出す挑戦をしてみてください。
私たちは、10年後、20年後には資源循環が「当たり前」になる社会の実現を目指しています。この未来は、私たちだけが作るものではなく、皆さんの自由な発想と行動力によって、「共に創っていく」ものです。一見すると小さな「もったいない」という気づきが、やがて社会全体を変える大きな力となることを、私は心から信じています。皆さんの挑戦を応援しています。

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