金海 俊

茨城高校、北海道大学、北海道大学院を卒業後2015年に富士フイルムに入社。

私は現在、研究員として、ライフサイエンス研究開発に従事しています。大学院で免疫学を専攻した後、医薬品開発で培った独自のDDS（ドラッグ・デリバリー・システム）技術を美容液に応用し、ベストコスメを多数受賞した高機能化粧品のコア技術開発と企画をリードしてきました。

私のキャリアは、がん研究から薬物送達システム、そして化粧品開発へと、異なる3つの専門領域を横断して構築されており、基礎研究を具体的な製品として社会に届ける「Science to Solution」の実装が得意です。

本業の傍ら、社内では有志団体「わるだっくも（くものす）」の代表や新規事業推進、社外では大企業変革コミュニティ「ONE JAPAN」の運営メンバーとして活動し、組織の境界を越えて人を巻き込むリーダーシップを発揮してきました。特に、常に「自分起点」で機会を掴みにいく私の行動力とイノベーション志向の象徴として経済産業省のイノベータープログラム「始動 Next Innovator」でシリコンバレー派遣メンバーに選抜された経験もございます。

現在は、これらの専門性や越境経験を活かし、生成AIを活用した教育や一般社団法人engeniusのフェローも務めています。私のミッションは、「科学と人の知を融合し、個人の才能を育み、新しい価値を社会に提供する」ことであり、すべての子どもたち「自分の言葉で未来を切り拓く力」を授けることです。

学生時代、テニスを通して困難な状況でも「自分はできる」と信じ、ポジティブに切り替える思考回路を身につけました。また、テニスコーチの経験から、誰かの成長を支えることや、仲間を鼓舞してチームの目標達成に導くことに強いやりがいを感じています。私の持つ「希望」、「好奇心」、「向学心」という強みと、培ってきた論理的思考力・コミュニケーション力を融合させ、「自ら動き、人も動かす」そんな姿勢で、次世代の学習者に対し、キャリア選択のヒントや、激変する時代を生き抜くための「伝える力」の重要性を、情熱をもって伝えていきたいと考えています。

未来は、誰かが決めたレールの上を歩く時代ではなくなりました。
AIが急速に進化し、答えのない問いが増えていく中で、
“何を学ぶか” 以上に、
“自分がどんな未来を創りたいのか” が問われる時代に変わっています。

だからこそ、いちばん大切にしてほしいのは
「自分を知ること」
そして
「自分の言葉で語れること」 です。

完璧じゃなくていい。
むしろ、迷いながらでいい。
その一歩が、あなた自身の未来を動かします。

自分の興味・違和感・ワクワクを大切にし、
少しだけ勇気を出して、あなたの想いを言葉にしてみてください。

言葉にした瞬間から、未来は動き始めます。
その一歩を踏み出す勇気を、私は全力で応援します。

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