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一般社団法人異世界の学校 代表理事

大谷 吉秀

自身を端的に表す一言 子どもを"先生"に変える教育者
キャリア・経験 テクノロジー・情報技術 ヘルスケア・医療 教育 メディア・エンターテイメント 非営利・NGO スタートアップ
講演可能テーマ グローバル 起業 キャリア支援 若手からの視点 モノづくり
ソーシャルメディア Facebook
TIB Studentsサポーターの大谷吉秀さん

自己紹介

幼少期に認知障害を患う父親との関わりをきっかけに人間の認知機能に関心を持ち、組織心理学および成人発達理論を専門的に学ぶ。
「わかりあえなさ」を主題とした対人コミュニケーションの研究を続け、実践の場として2023年にオンラインスクール「Mアカ」を創設。
Mアカでは、「子どもが先生になる学校」をコンセプトに、児童・生徒自らが授業を企画・設計する教育モデルを展開。
学習カリキュラムの構築や、SEL(社会性・情動的スキル)に基づいたアニメーション教材の開発を手がける。
代表的な事例として、小学6年生による「鬼滅の刃を教科書にした道徳の授業」は全国の小中学校で正式採用され、また「バッドエンドな日本昔話を科学の力でハッピーエンドに変える」をテーマにした探究学習では、小学生〜高校生が主体となり新たな科学授業の開発を行っている。
心理学的視点と教育学の実践を融合させ、子どもの創造性を起点とした学びの再構築に取り組んでいる。

学生たちへのメッセージ

突然ですが、皆さんは自分のことを子どもだと思いますか?それとも、大人だと思うでしょうか。

実は、"子ども"という概念が誕生したのは人類の歴史を遡ると、ごく最近のことです。
かつて、子どもはただの〈小さな大人〉でした。
人と人は多様な個性に満ちた場をつくり、ともに遊び、働き、学ぶというシンプルな生命の煌めきを謳歌していました。
しかし、徒弟修業がより効率化を求めて学校となり、特別の配慮と、社会からの隔離が〈小さな大人〉を子どもにしたようです。

この事実を知った時に、子どもが"子ども"を超えた先に生み出される未来をこの目で見てみたいと思いました。
同時に「もしも、子どもが生徒ではなく"先生"になる学校があったなら?」という妄想が止まらなくなりました。

そんな妄想が実際に形となったのがMアカという学校です。

Mアカでは、教える/教えられるという枠組みで固定された大人と子どものつながりを解いていくことから学校作りを始めています。

Mアカで先生として活躍する〈小さな大人たち〉から日々、様々な授業が生まれています。
そのヒントは、彼ら/彼女らが日常でなんとなく感じている、イライラやモヤモヤ。

この文章を読んでくれているあなたは、どんなことにモヤッとしたり違和感を持ったりしているでしょうか。
ぜひ、聴かせて下さい。

そして、一緒に授業にしましょう。